こんにちは。こぐまらてです。
今回はインスタントポットで「発芽発酵玄米」を作れるか、について。
インスタントポットで炊飯ができるのは知っているんだけど、保温して発酵はできるのかな?そもそも玄米を美味しく炊ける?
発芽玄米と発酵発芽玄米の違いをもう一度確かめておきたい!
この記事では、「インスタントポットで発酵発芽玄米を作れるか」という疑問について、自身の経験をもとにした結論を出しています。
また、発酵発芽玄米について、インスタントポットで炊いたお米の味、インスタントポットを利用して発酵発芽玄米を炊く方法についても書いています。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪
発酵発芽玄米とは何?
発酵発芽玄米
玄米を発芽させて塩と小豆と一緒に炊き、炊いた後の玄米を保温して寝かせて発酵させ栄養価を高めたもの
「発芽玄米」と「発酵発芽玄米」と「発酵玄米」の違いはこちら↓
◆発芽玄米:約1日浸水させて発芽状態にした玄米(を炊いたもの)
◆発酵発芽玄米:炊いた発芽玄米を70℃~80℃で保温して寝かせ、約3日以上たったもの
◆発酵玄米:発芽なしで上記のように発酵させた玄米
玄米は米の「タネ」なので「種を残すタネとしての役目を果たす」ために、
*条件が揃った環境以外で芽を出さない仕組み(芽を出すための栄養箱が閉鎖状態)
*動物に食べられても、未消化のまま排泄を促す仕組み
が備わっています。
ただ、水につけて一定時間寝かせると、発芽のための「条件が揃う」ことになり、これらの仕組みが解除されます。
この解除作業(発芽)を行うことで、食べた時にお腹を壊すことなく、玄米の栄養箱も開放されて体に栄養を吸収できる状態になります。
また小豆と塩を入れて一緒に炊き発酵させることによって、酵素が50~100倍に増加。この酵素の力でより消化吸収が容易になり、栄養価(1つの食材でどれだけ栄養素が取れるかの価値)も格段に上がります。
【結論】インスタントポットで発酵発芽玄米は作れるのか?
【結論】インスタントポットだけでは発酵発芽玄米は作れない
理由はインスタントポットの保温機能の温度が低いためです。
我が家では玄米を発酵させるために、73℃以上で保温が可能な炊飯器に移し替えて発酵させています。
インスタントポットの保温温度は「63℃~78℃」。
炊いたお米を数時間保温する分には何も問題ないですが、蓋の開け閉めや時間の経過とともに73℃を下回り「3日以上73℃以上で保温」することはできませんでした。
どうなるかというと、24時間経つとまず表面がカピカピに乾燥してきます。そして1.5日~2日経つ頃に、納豆のような臭いがしてきます。
このにおいは発酵の匂いでなく「腐敗臭」だったことを後で知りました…
こぐまらてはこれを食べてお腹を壊したことはありませんが、みなさんはやめておいてくださいね 笑
インスタントポットで玄米の発酵はできませんが、発芽玄米を炊くこと十分可能です。十分可能どころかとても美味しいのでオススメです。
【結論】インスタントポットだけで発芽玄米は作れる
炊飯器とインスタントポット、味の差は?
炊飯器の保温機能で発酵できるんだったら、最初から炊飯器で炊いて保温したらいいんじゃない?
たしかにごもっともです。もちろんその方法も全然あり。
ただ、どうしてこぐまらては炊飯器に移し替えるような面倒くさいことをしてまで、インスタントポットで発芽玄米を炊いているのか…それは、
インスタントポットで炊いた玄米(発芽玄米)はとっても美味しい!
からです!
インスタントポットは圧力をかけて炊くので、表面しっとり中はもっちりとした弾力、味は米の旨味と甘味が凝縮されてとっても美味しく炊きあがります。
炊飯器とインスタントポットの炊きあがりの違い
【白米】
・炊飯器:普通においしい
・インスタントポット:艶々でピカピカ/もっちり弾力/米の甘味が凝縮
【玄米】
・炊飯器:ボソッとした食感が残る
・インスタントポット:しっとりふっくら/もっちり弾力/米の旨味と甘味が凝縮
玄米に関しては、一度インスタントポットで炊いた玄米を食べると、炊飯器に戻れなくなってしまいます。
炊飯器で炊いた玄米は食べれることは食べれるのですが、水分適量でもボソッとしており、水分多めだとボソッとした食感は残るのにべちゃっとしてしまいました。
「玄米は食感があまり好きじゃないから食べない」という声をよく聞きますが、炊飯器から圧力釜(インスタントポットなど)に変えると絶対「めっちゃ美味しい」に変わると思っています。
発芽玄米を美味しく炊くことは、インスタントポットだけでも可能なので、ぜひ試してみてほしいなと思います^^
インスタントポットを使って発酵発芽玄米を美味しく作る方法
インスタントポット自身で保温して発酵はできないので、ここでは、73℃以上で保温ができる炊飯器がある想定での発酵発芽玄米の作り方をご紹介します。
【玄米3合分の炊き方】
①玄米を洗って水に浸す(+1.5cmくらいの水の量)
②冷蔵庫で1日寝かす
③寝かした玄米を水で軽く洗い、水気を切って炊飯窯に入れる
④水570ml(※)/塩小さじ1/2/小豆50粒程を入れる
⑤インスタントポットを「中モード」に設定し、炊飯ボタンを押す
⑥炊飯器(保温用)を保温しはじめる(※ )
⑦炊けたら10分程度蒸らして、⑥の炊飯器に移す
⑧1日1回混ぜて3日寝かせる
※:[190ml/合]の想定。お米によって[180-200ml/合]の変動が出るので、はじめは[190ml/合]を基準に炊くのが無難です。
※ :空焚きの状態になるのでくれぐれもご注意ください。わたしは保温開始後10分以内にはお米を入れるようにしています。
美味しく炊くポイントはこちら↓
1.水は飲用水を使う
浸ける水・炊く水。どちらも水道水より飲用水の方が美味しく炊きあがります。
色々なお水がありますが、市販の飲用水なら「天然水」と書かれたものがオススメ。アルカリ水でも美味しく炊けましたが、より美味しく炊けるのは「天然水」でした。
2.冷蔵庫で寝かせる
常温だと季節によって浸ける時間が変動し、水も腐りやすくなってこまめに水を変えなくてはいけません。
水を変える時間は「6時間ごとor半日ごと」としているレシピが多く、できれば理想だとは思います。
でも冷蔵庫だと最悪24時間変えなくても全然美味しく作れたので、冷蔵庫に余裕がある方は冷蔵庫で寝かせることをおすすめします。
3.寝かした後水で洗い流してから炊く
この手間を省くと、少し生臭いにおいが残ったご飯が炊きあがってしまいます。
10秒もかからないので、この手間だけは忘れずにしてほしいなと思います。
4.小豆は炊飯前に入れる
発酵発芽玄米のレシピでよく、「水に浸して寝かせるタイミングで小豆も一緒に入れる」のをよく見かけますが、
炊飯直前のタイミングで入れた方が「小豆が美しい状態で残った」ので、こぐまらてはそうしています。
まとめ
いかがでしたか?
ぜひインスタントポットを利用して、日々の「ご飯」を美味しくいただいてみてくださいね!^^
それでは、今日も幸せ溢れる素敵な一日を!
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